Adobe Fireflyの【生成塗りつぶし】で写真を加工する
今回はAdobe Fireflyの「生成塗りつぶし」機能を利用して写真を加工してみたいと思います。
1.「生成塗りつぶし」の消す機能
ます、写真(画像)にある不要なものを消す機能です。これは、いままでもフォトショップ(Ph)にもあったのですが、より複雑・難解な背景に対応できるようになりました。
2.「生成塗りつぶし」の生成機能
「消す」ことも、周辺に合わせて生成しているのですが、ここでは、元の写真に無いものを「創り出す」生成を紹介します。
「創り出す」部分はテキストによる指示になります。前回の記事で紹介した、テキストによる画像生成に繋がります。
スゴイところは、「光を感じる」ところにあります。
もともとの写真の被写体にある、光の要素、光の向き、光の強さ等を考慮し、影まで生成してくれるところにあります。
事例写真で紹介します。
全体的に淡い明るさ、光源は左上という感じです。
これの背景をピンク色の部屋に「画像生成」を行います。
全体的に淡いピンク色の部屋にAIが生成してくれました。また左側に窓をつくり光源側と同じ位置にして、自然で違和感のない画像になっています。
ここがスゴイです!!!
これに、少し物をプラスする画像生成を行います。
風船とぬいぐるみを置いてみました。
風船が光源の影響を受けた明暗がついています。スゴイです。
ぬいぐるみをと風船を人に被るように生成しました・・・すると元々の被写体の女の子の服に影がついてます。スゴイです!!
ものすごく自然に見えます。
別のパターンを見てみましょう。
紫色の部屋に画像生成します。
光の加減やしっかりと影もついています。
ここで、被写体そのものの衣装を「生成塗りつぶし」します。そうすることによって着せ替えができます。今回はハロウィン衣装にします。
着せ替えができました。結構自然に生成できています。
また別パターンの生成です。
背景を中世ヨーロッパの宮殿に生成しました。光の加減など、マッチしています。
続けて衣装をやってみます。
中世ヨーロッパの貴族ドレスというテキストで生成。
結構なじんでいて、違和感のない出来栄えです。
最後に宇宙ステーションのパターンをやってみます。
さすがに少し浮いた感じはありますが、それでも光の加減を考慮して生成されているので、イイ感じですね。スゴイです。
被写体の女の子の衣装も替えてみましょう。
フィットした衣装ですので、若干のズレはありますが、ご愛敬。
全体的にはよい出来だとおもいます。
以上「生成塗りつぶし」を利用した写真加工でした。結構楽しくできますね。